医師のQ&A
画像をお見せしながら説明をし、納得してもらってから治療をおこないます。
頭痛やめまい、手足のしびれなど、さまざまな症状に対応しているほか、脳卒中が心配というお悩みなどの相談にも乗っております。今できることはすべてやるという気持ちで、分かりやすい説明と納得いただけるような診療をこころがけています。
どんなお悩みの患者さまがいらっしゃいますか? また、どのような治療をしていますか?
頭痛やめまい、くらくらするといった症状でお悩みの患者さまが来院されます。頭痛にはいろいろなタイプがありますから、まずは診断を付けなければなりません。診断によって投薬治療をおこなったり、必要な場合は医療施設をご紹介し、治療をおこなったりしていただきます。
患者さまの症状に脳の病気が潜んでいないかを確認するため、検査の大半はMRIによる画像診断をおこなっています。元気なように見えても、検査をおこなってみると脳腫瘍ができていたというケースもあります。脳の疾患は、頭を打ったそのときは異常を感じなくても、2、3日後に症状が出ることがありますし、検査をしてみないと病気がどこに潜んでいるのか分からないのです
診察の際に心がけていることや、診察のモットーを教えてください。
診察では患者さまの話をよく聞き、納得して治療を受けていただけるようにするため、検査画像をお見せするのはもちろん、できるだけPCのスライド画像などを使って説明を視覚化するようにこころがけています。薬の処方も患者さまの状態を説明し、このお薬がよいのではないかといったように、ひとつひとつ丁寧に説明をおこなっていきます。
初診の患者さまなど、ご自身の症状を整理して説明できない状況の場合、患者さまに出ている症状を粘り強くお伺いし、整理する手助けをさせていただきます。自分がもし患者だった場合「どのように説明されたら納得して治療を受けられるか」と言うことを考え、患者さまの立場に立った診察をこころがけています。
院内の設備や、空間でこだわっている部分があれば教えてください。
頸動脈の評価をおこなえる超音波診断装置のほか、大きな医療施設でおこなうようなMRIの画像検査およびスキャンした画像を3D化できる3Dワークステーションを採用しています。ちょっとした気がかりを相談できる町のクリニックでありながら、より詳細な検査をおこなえる体制を整えています。
車いすをご利用の患者さまも来院していただきやすいように、バリアフリーとなっています。土足のまま入ってきていただけますので、靴を履き替えたり車いすを乗り換えたりする必要もございません。また、土足のまま院内をご利用いただいても清潔を保つために、毎日の掃除を念入りにおこなっています。
今後力を入れていきたいと考えている治療について理由とともに教えてください。
医師として今できることを精いっぱいやるために「今できることはすべてやる」という思いで診療をおこなっています。ですから、今後力を入れたいと考えることはありませんが、「今できることをすべてやる」ために日々勉強をして、よりよい医療を提供できるように努めています。
たとえば、日本頭痛学会がおこなっている教育セミナーには、東京・大阪・静岡など参加できるものは可能な限り参加しています。月経時に起こる頭痛など性差による片頭痛なども勉強することができ、幅広く偏頭痛に対応できるようになりました。これからも患者さまに今できることはすべてやっていこうと思っています。